2016.2.11
ご存知ですか?銀座の乗車禁止地区。
品格ある大人の街、銀座。週末はプレシャスなお買物を楽しむカップルで賑わい、平日はご婦人のグループがティータイムを楽しんでいます。ビジネスマンのアフターファイブを彩る店が多いのも銀座の魅力。おいしいお酒をいただいた夜は電車ではなく、タクシーで帰宅したくなりますね。でも銀座にはタクシーの乗車禁止地区があるのをご存知でしたか? 平日の午後10時から午前1時にかけて、銀座5丁目〜8丁目、新橋1丁目の一部は乗車禁止地区になっているのです。もちろん土曜・日曜・祝日は除きますが、指定されている乗車場所でないとタクシーに乗れません。「えーっ!知らなかった!」という声も聞こえてきそうですが、本当です。私の友人が上京した際に銀座で飲み、タクシーを拾えなかったとこぼしていました。 そもそもタクシーの乗車禁止地区は、なぜ存在するのでしょう。それは1970年代にまでさかのぼります。高度経済成長時代で夜の銀座は大賑わいでしたが、タクシーに乗ろうとしても台数が少なく、近距離客を拒否したり、法外な料金を請求する悪質業者が横行したため、銀座や大阪の北新地に乗車禁止地区が設定されたのです。いまではおよそ考えられないことですね。 しかし、いまだに不適正な客待ちをしているタクシーが少なくありません。そこで私たちは、定期的に街頭指導を実施しています。この季節は寒くてつらい仕事のひとつですが、2重駐車による渋滞の解消、違法な「白タク」の排除、乗り場以外での客待ちを排除するには、欠かせないことと自負しています。お客様にとって快適にタクシーをご利用いただくために。私たちの街頭指導は、これからも続きます。