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この仕事を私は辞めない!
いまから3年ほど前、私は国光自動車に就職しました。第2の人生をタクシー乗務員として満喫したかったからです。前職は販促会社の営業職でした。辞めた理由はふたつ。ひとつは労働時間が長くて、家族との時間を楽しめなかったことです。ろくにお休みが取れず、月の残業は180時間を超えていました。ふたつめは労働時間に対する対価が、あまりにも少なかったこと。人生の貴重な時間を削って得た収入の少なさに愕然としたものです。このままで、いいわけがない!そう思って転職を決意しましたが、50歳を目前とした私に、短時間・高収入なんて虫のよい仕事があるはずもなく、途方に暮れる日々でした。
そんなときに出会ったのが、国光自動車です。タクシー乗務員という仕事があることは、もちろん知っていましたが、定年を過ぎたシニアの職業だと思っていたので、転職リストに加えていなかったのです。でも、求人票をじっくり読んでいたら、会社のよさが伝わってくる内容でした。それで面接に足を運んだのですが、社屋は古くて小さくて二の足を踏んだのは事実です(ごめんなさい)。でも面接をしてくれた東山さん(実は社長でした)の熱意と人柄に魅せられて、入社を決意した次第です。クルマでひとを運ぶ仕事は初めてでしたが、可能性と云う未来の扉を開けた自分に喜びを感じたことは、紛れもない事実です。
2種免許や乗務員証を取得して、シフト表に自分の名前が記載されると、乗務員になったんだなあという実感が湧いてきました。初めての乗務は緊張しましたが、それもいまでは懐かしい思い出ですね。出番は、毎月12日間。乗務が終わった日は明け休ですので、それも含めて月間のお休みは18日もあります。一定額以上の売上があれば歩合は60%を超えますので、納得のいく給与を手にすることができました。会社員生活では得られない満足感と高揚感。それが乗務員という職業のやりがいであり、すべてではないでしょうか。こうして乗務員生活を満喫してきましたが、そこに現れたのがコロナウィルスです。
外出自粛やテレワーク、会食後のお客様も少なくなって、売上半減の日々が続いています。でも国光自動車では休業手当で減収分を補ってくれていますので、いままでのような余裕はないにしても、生活に困ることはありません。他社では解雇を迫られる事態になっているようですが、入社する会社を間違えなくて、本当に良かった!と思っています。巷では生活は大丈夫か?とか、感染は心配ないかと訊かれますが、だからといって仕事を辞めようなど思っていません。タクシー乗務員という仕事に出会い、生活を立て直せたのですから、いまさら転職など考えも及びません。そして国光自動車がある限り、私はここで仕事を続けます。いつかまた、明るい未来の扉が開く時が来ることを信じて。
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