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2017.1.19

新人乗務員座談会|最終回

数回に分けてご紹介してきた、現役新人乗務員の座談会。いよいよ今日で最終回です。今回のテーマは、稼げるか?です。同世代の会社員に比べて給料が多いと言われているタクシー乗務員ですが、果たしてどうなのでしょうか。仕事ぶりもあわせてご紹介します。 DSC_4384普段はどの辺りを中心に営業されていますか? 野口:最初はよく知っている目黒を中心に走っていたんですが、徐々に範囲が広がっていって。今では都心部を中心にいろいろなところへ行きますよ。ロングがあるとまた楽しいですよね。 一番遠いところでどこに行ったことあります? 野口:僕はまだそんなに遠くへは行ったことがないのですが…横浜のズーラシアあたりですかね。でも、都内からだと意外と距離がありますね(笑) DSC_4361 実際にタクシードライバーになってみて、イメージは変わりましたか? 山下:私は…あまり変わらないですね。というのも、入社する前にタクシードライバーについてたくさん調べまして。タクシー業界の有名人のブログや本などいろいろ見ていたんです。「稼げるタクシードライバー」に対しては、尊敬するイメージを持って業界に入ってきたので、今でも稼げる人は凄いなって思っています。この業界には、本当に凄い方がいっぱいいます。 百戸:この仕事を始める前、私にとってタクシードライバーのイメージは良くなかったんです。カッコ悪いとか、稼げないとかよく耳にしていたので…。しかし、先ほど言った通り、かなりシュミレーションしてから飛び込みましたから、前後でのギャップというのは無いですね。あっ!いい意味でギャップが大きかったことがひとつあります。それは研修の時に感じたんですが、接客接遇に関してこんなにしっかりやっているのかと。それまでタクシードライバーってぶっきらぼうで、乱暴なイメージがあったんですが、実は最近のタクシーってすごく接客に気を使い、研修もしっかりやっている。そういう部分が、あまりにもイメージと違った。昔のチンピラではなく、パイロットなどに近い感覚ですかね。 DSC_4431 ズバリ!お訊きします。タクシードライバーは、稼げますか?? 野口:僕は目標を低くしているんですけど、自分なりの目標を立てればわりと簡単に達成できました。大事なのは目標を立てること。それを達成するには、どうしたらいいかを考えることだと思いますよ。サボってばかりで稼げる仕事はないですからね。 山下:東京特別区のタクシーの平均月給は普通にいくと思います。僕は流ししかやらないのでちょっと勝手が違うかもしれませんが、十分クリアできる数字だと思います。いまでは月の売上は80万くらいを目標にしています! 百戸:怠けず、怖がらなければ平均給料を稼ぐことはそんなに難しくないと思いますよ。また、タクシードライバーって、ある種の職人技術みたいな感じなので、一度覚えればどこの会社に行っても使えるのがいいですよね。「お金が稼げる」だけではなく、稼げる技術が同時に身につくところがメリットのひとつ。ちゃんと考えて営業し、人の流れさえ見ることができれば、土地が変わっても同じように使える筈です。タクシー職人の技術が安定して継続できますね。 「怖がらなければ」とはどういった意味ですか? 百戸:タクシードライバーをやっている友人が何人かいまして。稼ぐ人、稼げない人がいるんです。稼ぐ人は、いろんな所に行き、良いルートを考えながらやっている。対して稼げない人に共通するのが、得意な所にしか行かないこと。お客さんに知らない道を言われ、わからなくて怒られるのが嫌で、新しい場所へ飛び込んでいかない。得意な場所から離れないのです。それでは稼げません。僕は、怖いと思ったことがいちどもありません。新しい場所へ行って、新しい道を覚える…こんなに楽しいことはないじゃないですか!  
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