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かねてから検討されていた地理試験廃止の案件ですが、東京と神奈川のタクシーセンターでは正式に廃止となり、２０２４年３月１日から地理試験を受けずに乗務員証を手にすることができるようになりました。それにしても地理試験は、乗務員になるための難関のひとつ。現役乗務員に訊いてみると「久しぶりに頑張った」とか「とにかく暗記がしんどかった」との意見が多数派でした。地理試験の合格率は、なんと５０％！ふたりにひとりは不合格ですので、ハードルが高かったのも頷けます。 さて、地理試験が廃止になって「大歓迎」なのは、転職希望者だけでなく、求人担当者からもウェルカムの声が聞こえてきます。「地理試験がないというのは、ハードルがグンと下がりますからね。セールスポイントが増えたようで嬉しいですよ」とのこと。「最近はGPSの精度がアップしたので、ひと昔前に比べると仕事がしやすくなったね。基本的な幹線道路さえわかっていれば、の話だけどね」なるほど、地理試験がなくなったとはいえ、せめて主要道路くらいは覚えてなくちゃ務まらない仕事ですよね。 地理試験がないから勉強しなくてもいい…それは社会人として失格です。行き先をビル名、道路名で告げられたら、すみやかに走りだして目的地にお送りする。これがタクシー業務の基本であり、乗務員として最低限のスキルなのです。東京都内は変貌する街なのですから、地理の勉強は怠れません。私たち国光自動車は時代の変化や要請を誤ることなく、万全の視点と体制で旅客業を展開していきます。これからの国光自動車に、ご期待ください。