2019.4.19
世界のタクシー |米国 ニューヨーク
さて、きょうの話題は、ニューヨークのタクシー 。通称「イエロー・キャブ」と言われていますね。5万人以上のドライバーが、1台につき年間7万マイル(約11万キロ)走るそうです。ドライバーの人種もさまざま。およそ96%が移民です。インド人もいれば、アジア人も、アフリカ系もステアリングを握っています。英語を満足に話せないドライバーが多いのでビックリしますよ。 日本のタクシーと大きく違うのはドアの開閉。日本では当たり前の自動ドアですが、イエローキャブは自分で開閉しなければなりません。降りるときには料金以外にチップを渡すのが常識。彼らはチップで生活しているようなものだからです。チップの目安は料金の10%。料金が10ドルだとしたら、2ドルを加えて12ドル支払うとよいでしょう。近距離の乗車でも彼らは嫌な顔をしないので安心ですね。 さてもうひとつ大きく違うのは、乗車拒否権があることです。ニューヨークの歩道でタクシーを待つときに、ちゃんと立てずにふらふらしていたら、タクシードライバーには乗車拒否する法的権利があるので乗せてくれません。彼らは酔っぱらいや危険そうな客を無視することができるのです。酔っぱらいはすぐにわかるそうで、彼らが車に乗り込んでくる前にドアをロックしてしまうというのもニューヨークならではですね。