2024.3.15
自動運転バス、という選択。
茨城県境町と聞いてピンときたあなたは、生活路線バスに詳しい方ですね。そうなんです。この街では生活者の移動手段の確保に積極的で、自治体初の自動運転バスを運行しているんです。そこで自動運転バスの運行状況や乗り心地を知るために、茨城県境町に行ってきました。 自動運転バスは、全部で3台。すべてフランスNAVYA社製の電気自動車です。3台のうち2台の外装及び座席カバーには、境町出身の美術家 内海 聖史氏が制作したキービジュアルを採用。境町のコンセプト「自然と近未来が体験できるまち」をイメージしてデザインされています。 さて、試乗です。走り出しは電気自動車特有のモーター音が聞こえる程度の静寂さ。穏やかでやさしい乗り心地です。カーブではゆるやかにスピードを落とし、一時停止では静かに止まる。人間の運転よりも上手だなあ…と驚いた次第です。これならお年寄りも安心して乗れますね。 オペレーターを除く乗車定員は10名でして、乗車料金は無料です。スロープを装備していますから、車椅子に乗ったまま乗車できます。運行時間は午前7時40分〜午後4時まで。ライドシェアだけでなく、このような試みも、地域住民の交通手段確保には大切なことですね。 体験試乗のお申し込みは、茨城県境町で受け付けています。ご興味のある方は、ご体験ください。