2024.9.21
きょうから秋の全国交通安全運動です。
きょうから秋の全国交通安全運動が始まりましたね。ことしのテーマは「こどもの安全確保」「横断歩道の歩行者優先意識の強化」そして「自転車・キックボードのヘルメット着用と交通ルールの徹底」です。ひともクルマもルールを守って、事故「0」を実現したいですね。 そこで興味深いデータがあるのでご紹介します。それが【信号機のない横断歩道でクルマが止まらない】です。「そうそう!止まってくれないよね!」って声が聞こえてきそうですが、どのくらいのクルマが止まらないと思いますか?3割?5割?とんでもない!9割以上のクルマが止まっていないのです(JAF調べ)。これって酷いと思いませんか。9割のなかにはタクシーも含まれているので、同業としてはお恥ずかしい限りです。 実際に横断歩道で渡れなかった歩行者に訊いてみると、なんどもひかれそうになったとか。なかには停止線で止まっているクルマを追い越して、横断中の小学生がひかれそうになった場面を目撃した方もいました。横断歩道を渡ろうとしたらタクシーが加速してきて、運転手に睨まれたOLさんも。これらの事例で事故にならないのは、歩行者がクルマに道を譲っているからなんです。マナー&ルールが守られていませんね。 では、なぜ止まらないのでしょう。運転手さんに訊いてみると「ルールは知っているけど、まあこのくらいはいいか」「渡っていないから止まらない」「止まるのが面倒」こんな答えを聞いて、ますますビックリ!唖然としたのも事実です。違反をしたら3ヶ月以下の懲役、または5万円以下の罰金ですし、歩行者をひいたら罰則金が高額(50万円)になることをご存じないのでしょうか。信号機のない横断歩道で歩行者を見つけたら、止まって歩行者を通す。そのゆとりとやさしさが、悲惨な交通事故を防ぐ近道です。 そしてもうひとつの課題が、自転車・キックボード乗車時のヘルメット着用です。これは努力義務だから…と云い訳をして、ヘルメットを被らない方が依然として多く見受けられます。自転車事故が発生した場合、ヘルメットを着用していない人の致死率は着用者の約2.4倍!自転車利用者の安全を守るため、事業所でも交通安全運動期間中には、積極的にヘルメット着用を促す活動を展開したいと考えています。